株式会社野毛印刷社の業績・将来性・強み・弱み

事業の強み：
セールスプロモーションの領域を中心に印刷に限定せずにサービスを提供できるようになってきています。お付き合いの長い重点顧客が多いため、課題把握に基づき、企画提案からアプローチすることができています。そのため、ワンストップで印刷に限らずWEBサイト制作や動画制作・配信、SNS運用など顧客の課題に合わせたサービスを提供することが可能となっています。
また、印刷事業についても印刷業縮小の主な要因である書籍分野には属しておらず、商業印刷をメインに営んでいます。最近では自社工場で所有している型抜き機を活用し、包材や紙製什器の製造に注力しています。こちらはEC分野の顧客からの受注伸長が期待されています。

事業の弱み：
利益率を向上させるために既存業務の業務改善をする余地があります。マンパワーに依存せず、DXの推進など自動化を促進したり業務フローを見直したりする必要があります。そのためには、これから入社する方や社歴の浅い社員の意見も積極的に取り入れ、トライ＆エラーで課題解決を目指すことで解決するかと思います。

事業展望：
重点顧客に採用されやすいサービスにリソースを集中させる方針で舵を切り始めているので幅広く戦っていたこれまでとは異なり、戦うべきポイントを絞り強度を高めて戦うことができるようになってきたかと思います。なお、2022年から東京に営業拠点を構え、都内の重点顧客に注力する環境が整いました。