大和光機工業株式会社の業績・将来性・強み・弱み

事業の強み：
メイン商材であるミクロトームは世界の中でもトップクラスの性能を誇っています。
また、この製品は設計から製造から販売までほぼ自社内で完結しています。
自社で製造開発出来る為、お客様の要望や更に良い製品にするための開発など小回りがきく事が最大の強みとなります。
また、営業指針として営業同士での売上競争をさせません。この事から成功、失敗などの体験を隠す必要が無くなり情報や方法論、アイデアなどの意見交換が活発となっており良い方向に働いています。

事業の弱み：
現在メインターゲットが病院病理であり、検査に必要な機器となっております。
将来、病理検査に薄切が全く必要でなくなった場合、事業軸がなくなるため難しくなると考えます。
ただ、現時点に於いて代替方法は確立されておらず、方法論が見つかったとしても全体が移行するまでに相当な時間が必要となります。
また、基本的に海外には販売しておりません。これは海外で販売する為の資格取得に積極的でない為です。また海外販売には様々なリスクが伴うため経営判断として大きく事業を動かすつもりは当面ありません。
世界に向けて大きく仕事をされたい方には向かない仕事です。

事業展望：
メインターゲットである病院病理様を軸に自社製品を基に出来る限りのサポートをしてゆく事を基本と考えます。
その上で様々な研究者の皆様に薄切(破壊検査)を通した提案をし続ける事を考えています。
売上は大事ではありますが、それに囚われることなくお客様が行いたい事が弊社製品で可能かどうかを実験を通して確認し適切な提案をし続けること。これが結果事業を継続してゆく力になると信じ行動してゆこうと考えています。