全農チキンフーズ株式会社の業績・将来性・強み・弱み

事業の強み:
国産鶏肉の生産規模は子会社含めたグループ全体で考えると国内最大級。

同業他社と比較してどこよりも早く2024年問題（物流問題）に取り組んだ。

大手量販店、生協、外食、卸など様々な業種へ幅広く販売している。

小口の卸や外食への営業、売店事業、加工食品製造業を営んでいるアサヒブロイラーを完全子会社としてグループ傘下におり、川上から川下まで広く抑えている。

新規事業としては輸出に力を入れており、本人の実力と希望があれば海外の展示会や商談に参加可能。

生産面では全農グループの製造する飼料の供給を受けており、本人の強い希望があれば生産関係の部署への異動やグループ会社への出向も可能。

事業の弱み:
良くも悪くも鶏肉については「国産」しか使用出来ない。

全農チキンフーズの社員待遇は同業他社と比較して低い水準だったが、かなり改善されたのでは。

しかし、グループ会社が遅れており、モチベーションが低い人間も一部いる。

新卒採用で人が集まりにくい状況であり、工場の従業員を集めることにも苦慮している。

グループ会社と仕事をする機会が多いが、全農チキンフーズ側がかなり配慮しているように見受けられる。

通常の社外の仕入先対応とは異なるため、販売先と挟まれて担当から管理職まで効率良く業務を進めることが難しい場面が時々ある。

事業展望:
ブロイラーへ供給する飼料・資材の高騰が続いており、暫くこの状況が続けば苦しい状況になる可能性は否定出来ない。

しかし、国産チキンのシェアは国内随一であり、若手の活気がある会社なので、キチンとベテラン社員から若手への継承が進めば、より強い組織になると考える。